今回は「海外旅行保険」について調べてみて、節約達人目指したいと思います。
前回、こちらの記事で、海外旅行保険の補償項目の金額のお話をしたんですが、そもそも、「どういう項目があるのか?」とか、基本的なことがわからないっていうご意見をいただきまして・・・。確かに私は勝手にわかった気でいただけで初めての方にしたらさっぱりですよね。本当に申し訳ありませんでした。改めて、そちらをまたまとめてみたいと思います。
海外旅行保険の主な補償項目
「傷害死亡」・・・海外旅行中に起きたケガによって亡くなった場合に補償
「傷害後遺障害」・・・海外旅行中のケガによって障害が残ってしまった場合に補償
「疾病死亡」・・・海外旅行中の病気によって亡くなった場合に補償
「治療費用」・・・海外旅行中、ケガの治療を行ったり、病気の治療を行った際に、その治療費用が支払われる
「救援費用」・・・海外旅行中にケガ・病気になり、家族が渡航先に駆けつけた場合の費用が支払われる
「個人賠償責任」・・・海外旅行中、他人や他人の所有物、または公共物等を壊してしまった場合に、その費用が保険金として支払われる
「携帯品損害」・・・携行品が盗難などに遭い、損害を受けた場合に保険金が支払われる
「旅行事故緊急費用」・・・航空機の遅延や欠航、航空会社に預けた手荷物が現地に届かない等、予期せぬ偶然な事故により負担を余儀なくされた費用を補償
主なのは、これぐらいでしょうか。他にも細かいのはあるみたいです。会社別にいろいろなサービスなどもあるので、各会社のHPなどをみてみてください。
「治療・救援費用」「携行品損害」の項目が大切
JTBがジェイアイ傷害火災保険に依頼してまとめた資料だと思うんですが、「2013 年度 海外旅行保険事故データ」というのを見つけました。これにも、データとしてはっきり書いてあるんですが、「治療・救援費用」「携行品損害」が一番重要な項目ということですね。ですから、一番ここの金額が充実しているかを重視する必要があるということですね。
クレジットカード会社の多くは、「傷害死亡」「傷害後遺障害」の部分の金額をうたって保証が充実していると広告していますが、他の項目が重要なので、そこに惑わされないように気をつけてください。本当に「傷害死亡」「傷害後遺障害」1000万円とかでも、「治療・救援費用」「携行品損害」が0円ってのは、結構あるので。
「治療・救援費用」「携行品損害」は合算ができる!
これは、クレジットカードの海外旅行保険の事なんですが、「死亡・後遺障害保険金」は複数のクレジットカードを持っていたとしても、それらのうち最も高い保険金額を限度として、それぞれの保険が分担して保険金が支払われるみたいなんですが、「治療・救援費用」「携行品損害」などの死亡・後遺障害保険金以外は、複数のカードを持っている場合、それらの保険金額を合算した範囲内で実際の損害額を限度として、それぞれの保険から分担して保険金が支払われるみたいなんですねー。なので、死亡・後遺障害保険金以外はカードの枚数を持っているほど限度額が増えていくということですね。もちろん保険が適用になっていることが条件ですけどね。
クレジットカードは「疾病死亡」の補償がないことが多い
クレジットカードの海外旅行保険の死亡補償は、病気による死亡補償が対象となっていないことが多く、傷害による死亡のみを対象としていることがほとんどなので、注意してください。それに、もともとの持病などは「疾病死亡」の補償があっても適用にならないことも多いので確認した方がいいですね。
「旅行事故緊急費用」の補償がないことが多い
こちらも、クレジットカードには補償がついてないことが多いと思います。「2013 年度 海外旅行保険事故データ」では、3位にランクインしているので、意外と使える可能性もあります。ですが、もともと補償額が10万円とか5万円ぐらいが限度ですし、これに入っていなかったせいで究極に困るということでもないかと思いますね。しかし、これが使えれば、保険代の元は取れますね。
個人賠償責任は大事!
この個人賠償責任の補償は絶対必要です。人に怪我をさせてしまうなど、1000万円の慰謝料や治療費を請求されたケースなどもあるみたいですし、これも個人個人の考え方もありますが、1000万円は最低かけておいた方がいいかと思いますね。補償を増やしたければ、クレジットカードの補償の合算が可能なので、できるだけ手厚くしておいた方が良いでしょう。
まとめ
こうして見ていくと、大事なことも見えてきますね。今考えたら、「あの時、この項目該当してたな!」って思うのがいくつかあります・・・。やっぱりちゃんと知っておかないとだめですね。