ハイブリッドカーよりガソリン車の方がいい。

これは、賛否両論分かれる部分もあるんですが、トータルで安くなる方は？となると、ガソリン車の方と思います。同じ機種を、ハイブリッドにアップグレードしても、燃費の向上は、実際の燃費だと5～7kmぐらいが、だいたいの全体的な印象です。乗り手の運転の仕方やスタイルで大きく変わるし、年間どのくらいの走行距離かにもよりますし、どのクラスのハイブリッドを買うのかにもよりますが・・・。下の表を見てみると、

＜燃費別総距離価格表＞

※ガソリン代は160円/リットルで計算しました。

もともと燃費がいい車をハイブリッドにしてもあまり意味がないという結果になりました。そもそもハイブリッドとガソリン車の価格差というのは、30万ぐらいと考えていいと思います。トヨタのクラウンとかだと、50万以上のようですが。もともと実燃費が20km/リットルの車が25km/リットルになっても、15万km走ってやっと24万円分のガソリン代の差になっているので、この辺の車は環境にお金を払って還元するといった考えの方だけが、得をする事なりますね。それに、10万kmを越えるとさすがにメインのバッテリーもだめになるようで、10万～20万円ぐらいの修理費がかかるとのことです。途中サブバッテリーも交換が必要なようで、そちらは5万円以下で済むような感じですが、ちょっとした高級車に乗る感覚で、何かとお金がかかるという感覚じゃないと厳しいようです。

しかし、もともと燃費が悪い車をハイブリッドにした場合は、大きく得をするという結果も出ました。下の表です。こちらは、トヨタのクラウンが、実燃費でガソリンが8km/リットル、ハイブリッドだと12km/リットルぐらいらしいので、比べてみました。それに、トヨタのノアも、実燃費だと、12km/リットルが17km/リットルにまで伸びるようなので、こちらを検証してみた表です。

＜燃費別総距離価格表＞

※ガソリン代は160円/リットルで計算しました。

この表だと、クラウンは10万km乗れば、元々の価格差分ぐらいの差以上になっています。それに、エコカー減税も考えるとこの辺のクラスなら、ハイブリッドが有利ですね。ノアだと、トントンといったところですかねー。しかし、今後ガソリン代がさらに高騰した場合だと、

＜燃費別総距離価格表＞

※ガソリン代は180円/リットルで計算しました。

やはり燃費が良くなると有利になってきますので、今後は、ガソリン代が高くなる事はあっても、安くなることはないのかなと思いますので、ことを考えるとこの辺のクラスの車を考えてる方は、ハイブリッドとなりますね。

　　　　まとめ

結論として、ガソリン車で実燃費が、13km/リットルぐらい以下のクラスから、ハイブリッドにアップグレードしても、金額的にメリットがあるということですね。さらに、今後ガソリン代が上がると予測している方は、もう少し上でも大丈夫です。

しかし、年間走行距離が7000km以下の方は、ハイブリッドは買ってもメリットはあんまりないかなと思います。ガソリンは使わないのはエコですがね。