農業をして、節約達人目指したいと思います。
前回、土地を借りる編で、土地を無事に借りることができたわけなんですが、一体何を作るか?気にして下さった方もいらしたみたいで、ありがたいお話です。今回は、いろいろとお話を聞いたり調べた過程とかを書いてみたいと思います。
実際まず何を作るかで考えついたのが、
・野菜
・果樹
この3つです。でも、実際に作る際どのくらい経費がかかって、利益があるのか何となく計算してみることにしました。お米と野菜は、正直売るとか考えず、最初は自分たちが食べる分だけ作って節約するというのも考えていました。果樹の場合は、販売しないと消費しきれないでしょうけど。だとすると、自分たちが食べる分というのが最初の目標として、それにどのくらい経費とか手間がかかるのかみていきたいと思います
今回は一番スタンダードな「お米」について考えてみました。
お米って年間どれぐらい食べるのか?
ということで、まず、「お米」を自分たちが食べる分だと、どのくらい作ればいいのか調べてみました。だいたいお米でいくと、だいたい一人の平均年間消費量が60kgみたいです。ですから、多めに計算したいので、400kg食べる家庭はまあないでしょうが、このぐらい作れば一年分はあるという予測をたてました。まあこれも色々あるみたいですが、一反(面積の単位です。一反=990m2)あたり400kgは収穫できるようですので、丁度一反で一家庭分ぐらいまかなえる計算かなと思います。
続いて、お米で経費の計算を軽くしてみたいと思います。先ほどの年間400kg作ることをベースで考えてみます。実際のお米の相場が、これも高く見積もって10kg4000円ぐらいでいくと、年間16万円かかります。これで考えると、実際お米を作ったとしても、高くても経費を16万円に抑える必要があるわけです。
トラクターとかの、寿命・機械代ってどのくらい?
私も「現代っ子」ですので、やっぱり「すべて手」っていうのは無理があるなと思いました^^;となると、機械を購入しなければならないわけなんですが、まあこれが半端なく高いんですわね!機械代が1台、車ぐらいしますので、それが収穫用とトラクターと田植え用とまあ3つはいるでしょうから、3台分です。
あと、どのくらいの寿命なのかって事なんですが、これはかなり持つみたいです。ネットで調べたんですが、保管方法、使用方法、機械別でいろいろあるでしょうが、20年ぐらいはいけるみたいです。田植え機とかは壊れやすいとか、色々話は聞きましたが^^;すごい方は、30年5000時間はいけると言われていました。まあ機械もいろいろあるんですが、一台100万円ぐらいで考えて、20年ですから、年間5万円の3台で、機械の年間経費が15万円となってしまいます。この時点で、機械代しか計算してないのに経費残り1万円です・・・^^;買った方がいいとなりますね。
利益を出すには?
まあこれの打開策として、利益のことを考えると面積を増やすことになりますねー。そして、労働の対価として一日1万円ぐらいは欲しいのが、本音ですから、それを換算すると年間300万円分ぐらいですから、同じ機械で18.8反作ると300万円ですね。でも、まだこれに肥料とか種苗代など、まだまだ経費はかかりますし、販売の手数料も相当かかるでしょうから、下手すると、倍ぐらい、40反以上作らないとだめって事ですかねー・・・。正直このぐらいの面積になると相当広いですので、土地をまず確保するのに相当難儀するでしょう。昔からしている方は、いいでしょうが、新規参入の私からすると、かなり無理がありますね。
まとめ
やっぱり専業農家がいなくなるわけですね。兼業しか無理なのがよくわかります。よく「米は儲からない」、「機械代で食われて終わり」という声をよく聞いていたんですが、計算してみると本当にそうですね。まあやっぱり規模の問題が大きいですね。とりあえず、今の面積から増やすのは、考えてないので、「お米」はなしですねー。ということで、お米はあきらめて、「野菜」について、次考えてみたいと思います。
<追記>最後まで読んでいただいてありがとうございます。一応農林水産省の資料でかなり詳しい物を見つけたので添付しておきます。